ダウは9月21日、米国テキサス州フリー ポートにおける同社の世界規模の製造拠点でMDI蒸留およびプレポリマーの新設備が稼働したと発表した。
この投資は、同社の既存の資産インフラを最適化するとともに、自動車、建設、コンシューマー、 工業市場における高成長が見込める用途での同社のポジションをより強固なものにする。
フリーポートでの新しいMDI設備は、テキサス州ラポートにおける既存の北米での同社の生産能力を代替し、顧客に向けて30%の供給能力増が可能となる。新MDI設備の立ち上げに合わせ、同社はラポートの ポリウレタン設備を閉鎖した。
フリーポートの新設備では、毎年6000台分の自動車からの排出量に相当する、操業による年間温室効果ガス排出量の削減、淡水の取水量削減 • 廃水の割合を削減する事により持続可能な生産プロセスを実現する。
同社の広範なポリウレタン製品群は、硬質、半硬質、軟質フォーム、コーティング剤、接着剤、シーリング剤、エラストマー、複合材料を製造するための主要なポリウレタン原料およびシステムを向上させている。
これらの製品は、産業用およびインフラストラクチャー用ソリューションから、フローリング、家具、寝具、シューズなどの消費者向け製品の快適性向上、自動車内装用ソリューション、エネルギー効率の高い断熱材まで、さまざまな用途で使用されている。
2023年09月22日