豊田合成は9月26日、より安心・安全なモビリティ社会の実現に向け、ドライバーの安全運転支援装置を開発するPyreneeに出資したと発表した。
Pyrenee(ピレニー)社が開発する「Pyrenee Drive(ピレニードライブ)」は、交通事故原因の約70%を占めるドライバーの「見落とし」を防ぎ、認知の部分で安全運転をアシストする後付け装置。
車のダッシュボードなどに装着して歩行者や車をAIで検知、その動きを予測し、衝突の危険があると判断した場合は、ドライバーに音声で通知することで事故低減に貢献する。
同社は、エアバッグを軸に安心・安全という社会的価値の提供を通じた事業成長を目指している。
交通事故発生時の被害の低減(パッシブ・セーフティ)だけでなく、「見落とし」などのヒューマンエラーに起因する事故の未然防止(プリベンティブ・セーフティ)を新たに組み合わせ、総合的なアプローチで交通事故を減らしていくため、今回ピレニー社に出資した。
将来的には、従来から手掛けるセーフティシステム・内装製品との融合も視野に同社との協業を進めていく。
2023年09月28日