東海カーボンは9月27日、長坂一社長はじめ、河部憲和カーボンブラック事業部長らが出席して記者懇談会を開催した。
懇談会の冒頭、長坂一社長は、「かなりポテンシャリティーの高い事業がいくつかあり、皆様の期待に応えられる状況になることを期待している。足元だけでなく、数年先まで会社がどのような形で歩んでいくのか興味を持って見て頂きたい」などと挨拶した。
続いて、河部憲和カーボンブラック事業部長がカーボンブラック事業について説明した。
カーボンブラック事業は日本国内に3工場、米国内に3工場、カナダ、タイと世界に8工場を有し、総生産能力は87万6000トンとなる。
同事業の特徴について河部部長は、「大手タイヤメーカーの生産工場が集中する市場で、地産地消型の生産拠点を配置していること」を挙げた。カーボンブラックは嵩高い商材のため、長距離輸送には不向きとなっており、地産地消の生産体制を構築するメリットは今後も大きくなる。
需要については、「タイヤ各社は在庫調整のため生産を一時的
2023年09月29日