三井化学が統合レポート発行　長期経営計画の進捗を紹介

　三井化学は９月29日、「三井化学レポート２０２３」を発行したと発表した。
　同レポートは、機関投資家をはじめとするステークホルダーの方々との質の高い対話を行うためのコミュニケーションツールとして発行している。
　長期経営計画ＶＩＳＩＯＮ　２０３ 戦略の進捗や、同社グループの価値創造の道筋を伝えるべく、特に財務・非財務の統合という観点からも深く掘り下げて説明している。なお、英文版は11月中の公開を予定している。
　「三井化学レポート２０２３」の３つの特長、１つ目は、同社グループの価値創造の源泉である、技術や人の強みにフォーカスしているという点。歴史を通じて築いてきた強みである技術力や人材の力、その成果としての製品開発を振り返るとともに、社会課題解決から導かれるソリューション×技術×人材育成、新事業創出におけるカギをテーマにしたＣＥＯと社長補佐の対談を掲載している。
　２つ目は、各事業における２０２５年度目標達成までの確からしさを紹介している点。各事業戦略ページにおいて、２０２５年度までの投資回収やオーガニック成長などの業績成長戦略を要素別に説明している。
　３つ目は、ステークホルダーとの対話の深化を目指した開示の拡充という点。２０２３年５月に開催した社外取締役と投資家とのスモールミーティングの概要・質疑応答内容を掲載。また、投資家の方々からの質問が多いＭ＆Ａについての分析を掲載している。

三井化学レポート ２０２３ 表紙