住友ゴム工業は10月2日、タイヤランド新港(千葉市美浜区)で「第13回DTS全国TBタイヤ作業コンテスト」の全国大会を9月10日に開催したことを発表した。同コンテストは、安全に確実かつ効率的な作業の徹底と作業技術レベルの標準化を目的として2010年にスタート。全国のダンロップ直営店およびパートナー店に所属する選抜された作業スタッフは、トラック・バスタイヤ交換の実技審査とタイヤ基礎知識およびトラック・バスタイヤの作業知識の筆記審査で競う。
今年は、各地区の予選会を勝ち抜いた総勢10名が全国大会に参加し、中部タイヤセンターの平田諒氏がダンロップタイヤショップグループNo・1作業スタッフの座を勝ち取った。審査員からは、作業力・接客力・リピート力(また来店して作業してもらいたい)・作業時間のいずれも素晴らしい出来栄えであったことに加え、発見することが難しい少し緩めるだけでは分かりづらいナットの緩みを発見することができた点も高く評価された。
大型車両の車輪脱落事故件数は、2020年をピークに依然として高止まりを続けており、10月からは必要な点検・整備を行わず大型車両で車輪脱落事故を起こした運送事業者は行政処分の対象となる。
同社では、ドライバーの安全・安心を足元から支えるために、「TBタイヤ作業コンテスト」を通して、より安全で確実な作業を浸透させることで、グループ全体のサービス力の底上げを目指す。
2023年10月04日