八興(東京都板橋区、阿部忠弘社長)は、スーパー柔軟フッ素シリーズの新製品「スーパー柔軟フッ素スプリング(ウルトラソフト)EーSJSPUS」を10月1日より発売する。スーパー柔軟フッ素スプリング(ウルトラソフト)は、かねてより好評を博している従来品(スーパー柔軟フッ素スプリングEーSJSP)」の耐薬品性と負圧対応は維持しつつ、柔軟性を従来品の2・2倍(同社比)に高めた製品となっている。
従来品のスーパー柔軟フッ素スプリングはお客様から高評価を得ていたが、「もう少し柔らかいフッ素ホースが欲しいというお客様の声に応えるべく、スーパー柔軟フッ素スプリングウルトラソフトを開発した」(同社)と語る。なお、同社はスーパー柔軟フッ素チューブシリーズにおいて、柔らかさを追求した「スーパー柔軟フッ素チューブ(ウルトラソフト)」を21年1月発売。同製品が各方面で好評を得ていることもスーパー柔軟フッ素スプリング(ウルトラソフト)を上市する要因となった。
なお、新製品は従来比と同様、内層にフッ素樹脂(ETFE系)、中間層にポリウレタン、補強層にステンレス鋼線を用いた構造は同じだが、ホースの外層には軟質ポリ塩化ビニルを使用。従来よりも柔軟性を高める工夫を施すことにより、現場の作業性向上につなげている。
その他の特長は、耐薬品性(内層は4フッ化系フッ素樹脂のため、ほとんどの薬品に耐性がある)、折れにくさ、バキューム対応(ポンプの吸い込み(負圧)および圧送でも使用可能)などが挙げられる。
用途は食品、飲料、化粧品、香料、化学薬品、半導体、精密機械、分析機器、医療機器など衛生流体搬送を必要とする用途に最適としている。サイズ(内径・外径)は19mm×26mm、25mm×33mm、32mm×41mm、38mm×48mmの4種類で、定尺20m。製品詳細及び価格等は同社営業担当者が案内する。
なお、同社は来年6月東京、10月大阪で開かれる「機械要素展」へ出展を計画している。同社ブースにおいては、「スーパー柔軟フッ素スプリング(ウルトラソフト)EーSJSPUS」をメイン商材としてPRしていく予定としている。