住友ゴム工業は10月10日、日産自動車の「スカイラインNISMO」の新車装着用タイヤとして、ダンロップの高性能スポーツタイヤ「SPスポーツマックスGT600」の納入を開始したことを発表した。これにより、「フェアレディZ NISMO」、「NISSAN GT-R NISMO」を合わせた三種のスポーツカーに同社のタイヤが採用される。
「SPスポーツマックスGT600」は「スカイラインNISMO」の性能を最大限に発揮させるタイヤとして開発した。高いスポーツ性能を誇るタイヤとして、「スカイラインNISMO」という究極のGTカーを足元から支え、2024年夏に発売予定の「スカイライン SKYLINE NISMO Limited」向けにも納入予定となっている。
また、「SPスポーツマックスGT600」シリーズは、日産自動車が誇るスーパースポーツカーである「NISSAN GT-R」、「NISSAN GT-R NISMO」には2011年モデル以降に装着、「フェアレディZ NISMO」にも今夏に発表された2024年モデルにも装着と、日産自動車のスポーツカー開発を足元から支えている。
「スカイラインNISMO」は2代目スカイラインとなるS5系時代より受け継がれるGTカーの資質に、NISMOならではのレーシングテクノロジーを活かした空力とシャシー技術を融合させ、より速く、気持ちよく、安心して走れる究極のGTカーを目指して開発された。
装着されるタイヤは過去のGTカー向けタイヤ開発で得たノウハウを活用し、高いグリップ性能と安定性能を発揮。また、フロントタイヤ・リアタイヤそれぞれに専用パターンを採用することでコントロール性能を高め、「スカイラインGT」の集大成ともなる「スカイラインNISMO」の走りの実現に貢献する。
「フェアレディZ NISMO」は、エンジン、ブレーキ、トランスミッション等のシャシー部、エクステリア、インテリアにNISMO専用チューニングが行われ、本格的なスポーツ走行を実現したモデル。
装着されるタイヤは高性能部材を採用することで、高いグリップ性能と剛性を達成し、パワフルな加速の実現に貢献する一方、ハイグリップスポーツタイヤでありながら高い燃費性能も確保している。加えて、特殊吸音スポンジ(サイレントコア)を採用し空洞共鳴音の低減を実現。更に、サイドウォールには黒色デザイン技術「ナノブラック」を採用し、より存在感のあるロゴを表現、演出し、空気抵抗低減にも貢献している。
究極のドライビングプレジャーを追求するという商品コンセプトのもと、圧倒的な性能を誇るプレミアムスーパースポーツカーとして常に深化を続けてきた「NISSAN GT-R」。今回公開された2024年モデルは、速さだけではなく、洗練された乗り味も追求し、トータルバランスを高次元まで求めたモデル。
また、よりしなやかで上質な走りと、意のままに操れる楽しさの両立が実現された特別仕様車として「NISSAN GT-R Premium edition T-spec」が設定されている。
一方、「NISSAN GT-R NISMO」は、レーシングテクノロジーを最大限注ぎ込み、空力性能の磨きこみとコーナリング性能向上を実現したGT-R史上最高のパフォーマンスが発揮されたモデル。また、特別装備車として「NISSAN GT-R NISMO Special edition」も設定されている。
装着されるタイヤはスーパースポーツカーである「NISSAN GT-R」の性能を最大限に発揮させるタイヤとして開発した。最先端のランフラットタイヤ技術を投入し、高いスポーツ性能を誇るタイヤとして、2011年モデル以降全ての年次モデルに装着されており、「NISSAN GT-R」の開発を足元から支えている。 また、2022年モデルから「フェアレディZ NISMO」向けタイヤと同様に黒色デザイン技術「ナノブラック」を採用し、より存在感のあるロゴを表現、演出し、空気抵抗低減にも貢献している。
2023年10月12日