プライムポリマーが値上げ　ポリエチレン・ポリプロピレン

　プライムポリマーは10月16日、ポリエチレン・ポリプロピレンについて、11月１日納入分より価格改定を実施すると発表した。
　対象製品は、ポリエチレン（ＨＤＰＥ、ＬＬＤＰＥ）、ポリプロピレン（ＰＰ）で、価格改定幅は現行価格対比＋10円／ｋｇ以上となる。
　ＯＰＥＣプラスの協調減産、サウジアラビアなどの自主減産継続、地政学リスク上昇に伴う原油価格高騰に加え、日米の金利差を主要因とした円安影響もあり、国産ナフサ価格は７７０００円／ｋｌを超える水準で推移すると見込まれる。
　同社は、厳しい経済環境下、あらゆるコストダウンに懸命に取り組んでいるが、このようなコストの上昇は自助努力により吸収できる水準を超えるものとなるため価格改定をお願いせざるを得ないとの判断に至った。
　なお、想定したナフサ基準価格が大きく変動する場合は修正をお願いすることもある。