日本ヴィクトリックと共同出展 六菱ゴム、浸水対策製品を訴求

2023年10月24日

ゴムタイムス社

 六菱ゴムは、10月18~20日に東京ビッグサイトで開かれた「2023東京水道展」にグループ会社の日本ヴィクトリックと共同出展し、六菱ゴムは浸水対策製品、日本ヴィクトリックは可とう管や継手など水道インフラを支える製品を披露した。
 六菱ゴムは、重要インフラ施設を集中豪雨やゲリラ豪雨などの水害から守る「浸水対策製品」の提案を強化中。その一環として、同社の展示エリアではスライド式ハッチ開口部用「シェルカバーⅡ」、内外圧対応水密扉「ヘキサシールドア」、壁貫通配管部止水装置「シールカバー」を紹介した。
 シェルカバーⅡは、止水部分にセルフシール機構のリップシールを採用することで安定的で高い止水性能を発揮する鋼製フタ(カバー)。鋼製フタには、キャスターが取り付けられているため、少人数で開閉作業が可能。さらにオプションでシールを二段構造にすると設置後の止水確認もできる。シェルカバーⅡは浄水場や地下の電源室などで採用されている。
 日本ヴィクトリックのエリアでは、伸縮可とう管用変位計測装置「VICSENSORⅡ(ヴィクセンサーⅡ)」を始め、耐震補強継手リペアースリーブなどを展示した。 ヴィクセンサーⅡは、管路に設置した伸縮可とう管の変位状況を計測する装置。埋設された管路の状況を把握するには、試掘調査を行う必要があったが、「試掘を行わずに管路の状況を確認したい」(同社)との求めに応じて同製品を開発した。 従来は現地確認(計測ユニットを使用)する方法のみだったが、同社独自の「ヴィククラウド」を用いたクラウドシステムを新たに開発した。クラウドを使った確認方法は、迅速かつ的確に行えるため、災害時の管路の状況を早期に把握できるほか、通常時でも管路の変位を簡単に把握できる。なお、同センサーは新設管だけでなく、既設管にも取り付け可能だ。

シェルカバーⅡ

ヴィクセンサーⅡ付 伸縮可とう管∑型

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