バルカーの２０２４年３月期第２四半期連結決算は、売上高が３１１億８２００万円で前年同期比５・４％増、営業利益は38億７４００万円で同１・７％減、経常利益が40億６４００万円で同２・３％減、四半期純利益が26億９８００万円で同15・０％減となった。
セグメント別では、シール製品事業の売上高は１８７億５１００万円で同６・２％減、セグメント利益は17億５１００万円で同47・６％減となった。機器市場向けが増加したものの、先端産業市場向けは半導体メモリーの生産調整及び半導体業界の設備投資見直しの影響を受けて減少した。
機能樹脂製品事業は、売上高が１０８億５８００万円で同35・６％増、セグメント利益は21億１２００万円で同２４０・１％増となった。プラント市場向けが高機能化学品の輸送用途などで拡大したことに加え、先端産業市場向けにおける大型案件の売上計上が寄与した。
シリコンウエハーリサイクル事業他は、売上高が15億７３００万円で同０・９％減、セグメント利益は１０００万円（前年同期はセグメント損失２１００万円）。新規事業分野を含むＨ＆Ｓ事業は開発費用等が先行しているものの、主力事業の需要は堅調に推移した。
２０２４年３月期の通期連結業績予想は、売上高は６２０億円で前期比０・３％減、営業利益が75億円で同15・５％減、経常利益が75億円で同16・９％減、当期純利益が53億円で同21・４％減を見込んでいる。
