ユニチカは10月31日、包装用二軸延伸ナイロンフィルム及びポリエステルフィルムについて、11月11日出荷分より値上げをすると発表した。
対象製品および価格改定幅は、エンブレム（ナイロンフィルム）が15µｍ換算で５００円／連、エンブロン（複層ナイロンバリアフィルムＭシリーズ）が15µｍ換算で５００円／連、エンブロン（複層ナイロンバリアフィルムＥシリーズ）が15µｍ換算で１２００円／連、セービックス（ナイロンバリアフィルム）が15µｍ換算で６００円／連、エンブレット（ポリエステルフィルム）が12µｍ換算で３００円／連、セービックス（ポリエステルバリアフィルム）が12µｍ換算で４００円／連、セービックス（ＯＰＰバリアフィルム）が20µｍ換算で３００円／連となっている。
同社では継続して様々な合理化、省力化など徹底したコスト削減に努めてきたが、昨今の世界情勢や２０２４年問題などを含む国内諸問題、また直近の大幅な円安影響によって、原材料費はもちろんのこと、電燃費、物流費、各副資材費など製造コストを含むすべてのコストが上昇しており、自助努力の範囲を大きく超えるものとなってきており、フィルム製造設備維持や製品の安定供給を維持するため価格改定の実施を決定した。
