為替影響で機能品は増収増益 フコクの4~9月期

2023年11月02日

ゴムタイムス社

 フコクの24年3月期第2四半期連結決算は、売上高が429億5000万円で前年同期比10・2%増、営業利益は10億5900万円で同29・6%減、経常利益は13億9000万円で同23・2%減、四半期純利益は10億4700万円で同28・7%減となった。
 セグメント別では、機能品事業の売上高は174億4300万円で同8・2%増、セグメント利益は15億1600万円で同20・8%増となった。自動車メーカーの生産調整による操業度低下があったが、為替換算が影響した。
 防振事業の売上高は182億7200万円で同13・4%増、セグメント利益は8億3600万円で同22・0%増となった。東南アジア、米国での需要増加及び為替換算が影響した。
 ホース事業の売上高は26億3300万円で同9・9%増、セグメント利益は300万円で同94・3%減となった。受注が好調なことを受けて増収となったが、北米における製品保証関連費用追加計上などにより減益となった。
 このほか、金属加工事業の売上高は34億9500万円で同13・7%増、セグメント利益は3300万円の利益(前年同期は2100万円の損失)となった。建設機械向けの受注が好調なことを受けて増収となった。
 産業機器事業の売上高は15億3300万円で同3・3%減、セグメント利益は、合理化を実施したものの、2億4900万円で同10・7%減となった。
 24年3月期通期業績については2023年5月15日の発表から変更はなく、売上高が880億円で前期比6・9%増、営業利益が39億円で同94・0%増、経常利益が40億円で同27・4%増、当期純利益が29億円で同35・8%増を見込んでいる。

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