TOYO TIREは11月4日、同社の欧州統括会社Toyo Tire Holdings of Europe GmbH(TTHE)が、ノヴィ・サド大学(所在地:セルビア共和国ノヴィ・サド市、学長:Dejan Madic)とサステナブル原材料の研究開発を目的とした産学連携に関する協定を締結し、2023年11月3日、同大学において調印式を実施したことを発表した。
セルビア共和国の北部に位置するノヴィ・サド市は、首都ベオグラードに次ぐ第二の都市。ノヴィ・サド大学は、1960年の設立以来、同国の中心的な教育機関として拡張が図られ、現在では14の学部と約5万人の学生、約5千人の教職員を擁する中央ヨーロッパでも最大級の総合大学となっている。
同社は、同国に生産拠点*を持つ企業として、国内の教育施策へ寄与することを期待し、産学連携のプロジェクトを通じて両国での技術振興を図っていく。
今回の共同研究グループが所属する工学部は、特にゴム技術の分野で国際的に高い評価を受けている。同社ではサステナブル原材料の比率を2030年に40%、2050年に100%を目標に掲げており、農学部が発祥とされるノヴィ・サド大学の知見と地域の特徴を活かしたサステナブルな原材料の研究開発をスタートする。
今後、こうした産学連携による研究成果も生かしながらグローバルでのサステナブル原材料開発を促進していく。
2023年11月07日