旭化成は11月7日、堀江俊保代表取締役兼常務執行役員らが出席し、24年3月期第2四半期決算説明会をオンラインで開催した。24年3月期第2四半期(23年度上半期)売上高は1兆3459億2400万円で前年同期比0・4%減、営業利益は558億8700万円で同34・9%減、経常利益は520億4900万円で同39・8%減、四半期純利益は308億4100万円で同40・4%減となった。
23年度上半期業績について堀江代表取締役は「住宅セグメントが堅調に推移したが、マテリアルセグメントは需要減速や市況下落が影響して減収減益となった」とした上で、「マテリアルは基盤マテリアルを中心に厳しい環境が続いているが、当社の強みである商品群の拡販に努めたことで、営業利益は8月に発表した業績予想を上回った。ヘルスケアや住宅も8月の業績予想を上回った」と説明した。
環境ソリューション事業、モビリティ&インダストリアル事業、ライフイノベーション事業で構成されるマテリアルセグメントの売上高は6102億円で同10・1%減、営業利益は177億円で同56・3%減となった。このうち、基礎原料やポリマー、合成ゴム、エラストマーなどが含まれる環境ソリューション事業の売上高は2347億円で同19・4%減、営業損失は18億円(前年同期は125億円の利益)となった。「アクリルニトリル
2023年11月07日