カワタの24年3月期第2四半期連結決算は売上高が123億7400万円で前年同期比57・8%増、営業利益が6億6400万円(前年同期は3800万円の損失)、経常利益が7億7100万円で同317・0%増、四半期純利益が5億2600万円(前年同期は3100万円の損失)となった。
セグメント別では、日本の売上高は80億700万円で同43・1%増、営業利益は4億2700万円で同99・5%増となった。引き続き電気自動車(EV)向けのリチウムイオン電池関連の売上が堅調に推移したことに加え、前期に受注したフィルム・シート関連などの大型案件の売上が計上された。資源価格の上昇に加え、大型受注案件の増加に伴う製品構成比率の変動などにより売上総利益率が悪化し、販売費及び一般管理費も増加したが、売上高の増加に伴う売上総利益の増加により増益となった。
東アジアの売上高は39億6200万円で同110・1%増、営業利益は2億5900万円(前年同期は1億6400万円の損失)。引き続き電気自動車(EV)向けのリチウムイオン電池関連並びにスマホ・VR用レンズ関連の売上が堅調に推移した。
東南アジアの売上高は10億600万円で同18・7%増、営業損失は1200万円(前年同期は400万円の営業利益)となった。
北中米の売上高は8700万円で同7・4%減、営業利益は4100万円(前年同期は1200万円の損失)となった。
24年3月期連結業績の通期予想は当初予想から修正はなく、売上高は242億円で同28・5%増、営業利益は12億8000万円で同100・4%増、経常利益は12億5000万円で同53・6%増、当期純利益は9億3000万円で同164・7%増を見込んでいる。
2023年11月08日