工業用ゴム事業は減収減益 朝日ラバーの4~9月期

2023年11月10日

ゴムタイムス社

  朝日ラバーの2024年3月期第2四半期連結決算は、売上高が33億5900万円で前年同期比6・1%減、営業利益は1100万円で同91・4%減、経常利益は3500万円で同75・4%減、四半期純利益は5500万円で同51・0%減となった。
 セグメント別に見ると、工業用ゴム事業の売上高は26億2200万円で同9・1%減、セグメント利益は8600万円で同62・3%減となった。自動車向けで受注は回復傾向にあるものの在庫調整などの影響により、内装照明用光源のASA COLOR LEDなどの売上高が減少した。一方で、卓球ラケット用ラバーは前連結会計年度から好調が続き売上高は増加した。
 医療・衛生用ゴム事業の売上高は7億3700万円で同6・0%増、セグメント利益は5400万円で同23・4%減となった。プレフィルドシリンジ用ガスケットや採血用・薬液混注用ゴム栓の受注が堅調であったことやARチェックバルブなど医療用逆止弁の受注が増加するなど、診断・治療向けの製品の売上高が増加した。
 2024年3月期通期の連結業績予想は前回発表から修正した。売上高は71億900万円(前回発表71億9500万円、増減率1・2%減)、営業利益は1億5500万円(同1億5700万円、同1・3%減)、経常利益は1億7000万円(同1億5000万円、同13・3%増)、当期純利益は1億5000万円(同1億4100万円、同6・4%増)を見込んでいる。

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