日精樹脂工業の24年3月期第2四半期連結決算は、売上高が225億8000万円で前年同期比9・6%減、営業利益は7億7300万円で同51・7%減、経常利益は8億円で同53・1%減、四半期純利益は5億6500万円で同55・1%減となった。同社グループの主力である射出成形機の需要が低調となった。
セグメント別では、日本の売上高は75億4000万円で同2・2%減、セグメント利益は4億1000万円で同76・3%減となった。急激な円安の進行による物価高、原材料高等により設備投資意欲が低下したことで減収減益となった。
欧米地域は、売上高が103億1100万円で同14・6%減、セグメント利益は4億800万円で同87・0%減となった。射出成形機需要が低調だった。
アジア地域は、売上高(外部売上高)が47億2700万円で同9・0%減、セグメント利益は1億6800万円で同139・8%増となった。自動車関連向け中心に需要があったものの全体として需要が低調だった。
24年3月期の通期予想は、売上高は460億円で前期比11・9%減、営業利益は12億円で同55・3%減、経常利益は13億円で同46・5%減、当期純利益が9億円で同51・0%減を見込んでいる。