避妊具需要は回復顕著 相模ゴム工業の4~9月期

2023年11月15日

ゴムタイムス社

 相模ゴム工業の24年3月期第2四半期決算は売上高は31億9300万円で前年同期比12・8%増、営業利益は2億7800万円で同31・3%減、経常利益は3億4300万円で同65・0%減、四半期純利益は1億4500万円で同81・6%減となった。
 セグメント別では、ヘルスケア事業の売上高は24億4400万円で同17・0%増、営業利益は5億200万円で同17・1%減となった。ラテックス製コンドーム及びポリウレタン製コンドームともに売上高は伸長し、需要の回復が顕著になった。国内売上ではサガミオリジナル0・01(ゼロゼロワン)ラージが確実にマーケットに浸透し売上を増加させ、輸出売上もサガミオリジナル0・01は伸長しているが、円安や原材料・エネルギーなどのコスト上昇により営業利益は減少した。
 プラスチック製品事業の売上高は6億3200万円で同0・0%減、営業損失は300万円(前年同期は0百万円の損失)となった。原油価格の高止まりやコスト増に伴う原料価格への転嫁、安定生産と在庫の確保に努めたが納期遅延などにより、収益は低調に推移した。
 入浴・介護サービス及びその他の事業の売上高は1億1600万円で同5・1%増、営業損失は3800万円(前年同期は3400万円の損失)となった。

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