ゴム事業は大幅増収増益 昭和HDの4~9月期

2023年11月15日

ゴムタイムス社

 昭和ホールディングスの24年3月期第2四半期決算は、売上高が47億1500万円で前年同期比20・3%増、営業利益は1億2600万円(前年同期は800万円の営業損失)、経常損失は1億4300万円(前年同期は1億600万円の営業利益)、四半期純損失は1億4000万円(前年同期は1000万円の純利益)となった。
 セグメント別では、ゴム事業の売上高は13億927万7000円で同64・6%増、セグメント利益は1億826万2000円で同692・2%増となった。同事業の第2四半期連結累計期間の業績は未だ光熱費や輸入原料の高騰が利益を圧迫しているが、前年度末に取り込んだ連結子会社の損益が取り込んだことで、売上、利益ともに増加した。
 従来事業のゴムライニング防食施工では、東日本の大手施工会社としてオンリーワン企業としての地位が確立され、積極的に営業拡大を進めた結果、製缶を含めた大型案件を受注し、売上高・利益率ともに好調を維持した。今後も安定的に成長を目指すことが可能であると考えている。プレス関連商品も、エネルギー・輸入原材料の価格高騰に伴い、昨年から値上げが行われており、今後利益率が改善すると考えている。
 24年3月期の連結業績予想は、現時点では適切な予想をすることが困難なことから、業績予想の公表を差し控えている。

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