東洋紡は11月17日、包装用フィルム製品の一部を12月11日出荷分より値上げすると発表した。
対象製品と改定幅(連・500㎡)は、二軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPP)が300円/連(20μm換算)、無延伸ポリプロピレンフィルム(CPP)が300円/連(20μm換算)、リニアローデンシティ・ポリエチレンフィルム(LLDPE)が300円/連(20μm換算)、二軸延伸ポリエステルフィルム(PET)が300円/連(12μm換算)、二軸延伸ナイロンフィルム(ONY)が500円/連(15μm換算)、透明蒸着フィルム(「エコシアール」)PETベース コート無しが300円/連(12μm換算)、PETベース コート有が500円/連(12μm換算)、ONYベース コート無しが500円/連(15μm換算)、ONYベース コート有が700円/連(15μm換算)、熱収縮ポリエステルフィルム(「スペースクリーン」)が750円/連(30μm換算)。
昨今の原油およびナフサ価格の高騰や高止まりによる原燃料費の上昇に加えて、円安進行による為替の影響を受けて副資材費等も上昇し、生産設備維持費等と合わせて、包装用フィルム製品の製造費を押し上げている。かかる状況下、同社では徹底したコスト削減に鋭意努力しているが、現在の価格体系では顧客への安定的な製品供給が困難と判断し、価格を改定することとした。
2023年11月20日