ダンロップの住友ゴム工業は11月24日、地球環境に配慮したサステナブルな取り組みの一環として、ダンロップテニスボールに使用しているPET容器にリサイクルPET素材を使用した容器を採用すると発表した。この取り組みにより、今までのPET容器から約30%のバージンプラスチック削減が可能となり、国内のみで年間約50トンのプラスチック使用量の削減が見込まれまる。
同社は中期計画のバリュードライバーの一つとして「ESG経営の推進」を掲げており、サステナビリティ長期方針として「はずむ未来チャレンジ2050」を策定し、その一環としてさまざまな取り組みを行っている。スポーツ事業においては、2030年までにパッケージなど包装材に使用されるプラスチック使用量を半減させることを目指している。昨年、取り組みの一環として、全豪オープンに使用するプラスチック製ふたを廃止。今年は市販用にも拡大させた。将来的には包装材だけでなく、テニスボールそのものについても、CO2削減に寄与するサステナブルな原材料へ切り替えるべく、研究・開発を進めている。