主要上場ゴム企業の24年3月期第2四半期連結決算の売上高をランキングした20社のうち、増収となったのは13社で、減収企業が7社となった。前四半期(第1四半期)と比較すると、増収企業数は13社で変わらなかった。上位10社中増収となった企業8社で、このうち1位の豊田合成、3位の住友理工、5位の西川ゴム工業、10位のフコクは2桁増収となった。
首位の豊田合成は日本、米州を中心とした顧客の生産台数増加などで、売上高伸び率は前年同期比15・1%増となった。
2位のNOKは同0・4%の微増収。シール事業、電子部品事業とも自動車向けは販売が増加したが、シール事業は一般産業機械向けの販売が減少し、電子部品事業はハードディスクドライブ(HDD)向け、スマホ向けが減少した。
11位以下ではタイガースポリマー、昭和HD、櫻護謨、相模ゴム工業が2桁増収に。タイガースポリマーは中国が2桁減収となったものの、米州は自動車部品、産業用ホースの販売増に加え、円安による為替換算もあり、3割近い増収となった。日本は産業用ホースの販売は減少したが、自動車部品の販売増で増収となった。
2023年12月05日