豊田合成は11月28日、ヘルスケア分野での社会課題解決を目指し、白血病などの疾患の早期発見につながる装置を手掛けるシンクサイト社に出資したと発表した。
シンクサイト社は、AIによる細胞の画像解析技術を用いた細胞分離・分析装置を開発しているスタートアップ。個々の細胞をAIで解析する技術により、従来と比べて高速で精度の高い診断が可能となり、将来的には創薬への活用も期待される。
同社は、長寿命社会の課題への取り組みとして、予防医療分野における製品開発や他社との連携に注力している。今後、同社の樹脂材料の成形や金型加工の技術により、シンクサイト社が開発する機器の実用化を通じ、ヘルスケア分野での事業開拓を進めていく。
2023年11月29日