住友ゴム工業は12月1日、スポーツ性能を追求しながらも幅広い走りに対応するモーターサイクル用スポーツラジアルタイヤDUNLOP(ダンロップ)「SPORTMAX Q5A(スポーツマックス キュー5エー)」を2024年2月から発売すると発表した。
発売サイズはフロント6サイズ、リア13サイズで、価格はオープン価格となる。
「スポーツマックス キュー5エー」は「無限の可能性への挑戦、「A」の称号。」をコンセプトにしたオールラウンドスポーツタイヤとなる。
「スポーツマックス キュー5エー」の「A」はAll-round(オールラウンド)を意味している。従来品「SPORTMAX Roadsport2」が持つオールラウンドな性能を向上させながら、好評を得ているハイグリップタイヤ「SPORTMAX Q5」のアグレッシブなパターンデザインを融合することで、軽快なハンドリングとロングライフを実現、さらにドライ・ウエットグリップの性能を高次元で両立している。
また幅広いユーザーに対応するため、豊富なサイズラインアップを揃えている。
代表的な採用技術は3つ。
1つ目は、強力なコーナリンググリップとウエット性能、さらにロングライフを実現するため、「3分割マルチプルトレッド構造」(フロント/リア)を採用している。
ショルダー部とセンター部に異なるトレッドコンパウンドを配置。ショルダー部にはドライグリップ重視のレース用微粒子カーボン配合、フロントセンター部にはウエットグリップ重視のHi SILICA X(ハイシリカ・エックス)配合、リアセンター部にはウエットグリップと摩耗性能を両立したHi SILICA(ハイシリカ)配合を採用することで、強力なコーナリンググリップとウエット性能、さらにロングライフを実現した。
2つ目は、軽快なハンドリングと快適な乗り心地を両立のため、「アラミド・ジョイントレス・ベルト構造」(フロント)を採用。
フロントにアラミドベルトを0°でスパイラルに巻いたJLB構造を採用。同社従来品比で約6%軽量化に成功した。軽快なハンドリングと快適な乗り心地を両立し、ライダーの集中力維持をサポートする。
3つ目は、ドライハンドリングと排水性を高次元でバランスし、耐偏摩耗性が向上している。トレッドセンターからショルダーにかけて角度を変化させたロンググルーブパターンを最適に配置することで、ドライハンドリングとウエットでの排水性を高次元でバランス。
また、接地端付近のパターンを細溝化し、剛性を高めることで耐偏摩耗性を向上した。ストリートやツーリングで摩耗が進行した後のハンドリング変化を抑制する。
2023年12月04日