ダウ・ケミカル日本は11月30日、地域の清掃活動で回収した廃プラスチックを利用して作られた計1万枚のごみ袋を、清掃活動に参加した福岡県北九州市曽根東小学校とJリーグクラブ・ギラヴァンツ北九州に寄贈した。循環型社会の実現に貢献するため、国際環境NGO日本支部の「バードライフ・インターナショナル東京」と共同で実施している地域参加型リサイクルプログラムの一環で、同地域での活動は2021年以来2回目。11月16日には、Jリーグ鳥の会のギラン会鳥とともに、曽根東小学校にごみ袋の寄贈式を行った。
寄贈するごみ袋は、プラスチックリサイクルのトータルプロデュースを行う、パンテックと、鳥をマスコットとするJリーグクラブによる「Jリーグ鳥の会」の協力を得て、ギラヴァンツ北九州の試合会場で回収された使用済みペットボトルや清掃活動で回収したプラスチックごみにより製作された。
このリサイクルプログラムは、海洋プラスチック汚染問題に対する取り組みとして、同社が2018年からグローバル規模で実施している#PullingOurWeight(自身の責任を果たすの意)クリーンアップ活動に関連したもの。この活動では、世界中の同社の従業員や家族、友人らが浜辺や河川の清掃活動に参加している。日本では今年、東京都立港特別支援学校と共同での清掃活動や千葉県習志野市の谷津干潟での清掃活動、その他地域における清掃活動を通じて約600キロのごみを回収した。
同社はグローバルにおいて「廃棄物の転換」目標を定め、2030年までにプラスチック廃棄物やその他の代替原料を変換し、年間300万トンの循環型・再生可能なソリューションを商業化することを目指している。今後も、プラスチック廃棄物をなくし、循環型社会の実現を目指してさまざまなパートナーと協働していく。
2023年12月08日