三菱ケミカルグループは12月1日、世界経済フォーラムWorld Economic Forum(WEF)の低炭素排出技術イニシアチブLow-Carbon Emitting Technologies initiative(LCET)が2023年11月、WEFから独立し、新組織「Global Impact Coalition」(GIC)として新たに発足したことを発表した。同社グループはGICの日本唯一のメンバー企業となっている。
GICは世界的な化学メーカー7社(同社グループ・BASF・SABIC・Covestro・Clariant・LyondellBasell・Solvay)によって構成されている。各社のCEO主導の下、化学業界や関連するバリューチェーンにおいて二酸化炭素排出量を低減する技術の開発および実装を目的として、これまでよりさらにスピーディに、そしてスケールアップした最先端のプロジェクトを創出していく。イノベーションの創出やパートナーシップの探索、ネットゼロを実現する製造方法の開発といったアプローチに重点を置き、ネットゼロと持続可能な成長に対して重要な役割を果たしていく。
今回の独立、再始動を契機として、GICは「Transformation for a net-zero chemicals industry」(ネットゼロ化学産業への変革)に貢献する各種のプロジェクトをいっそう推進していく。
2023年12月04日