㈱ブリヂストンは、従来のカラータイヤ技術とは異なる、全く新しいタイヤ印刷技術の開発に成功したと1月13日発表した。これまでもタイヤサイド部に白いゴムを採用したホワイトリボンタイヤやホワイトレタータイヤがあったが、変色を防ぎ、耐久性を確保するために多くの白いゴムを採用しており、タイヤ質量も増える傾向にあった。
今回開発したタイヤ印刷技術は、変色防止層の上に新規開発インクと保護層を印刷することで、タイヤ質量が増えることも無く、燃費を含めた環境に配慮しながら、タイヤをドレスアップする技術。将来的には顧客自身がデザインしたオリジナルデザインや写真などをタイヤサイド部に印刷し、不要になった場合はデザインを落として、新たに印刷を施すサービスも検討する。今後、実地評価を進め、市場性のある技術へと完成度を高め、新しい車のドレスアップ手法として早期の実用化を目指す。
2012年01月16日