三井化学は12月７日、３２１ＦＯＲＣＥを通じて、農産物輸出プラットフォーム事業を手掛ける株式会社世界市場へ投資を実行したことを発表した。
世界市場は日本の農業を輸出産業にしていくことを目指しており、それを通じて日本の食材のおいしさを世界に届けていくこと、及びそれを通じて生産現場の維持・発展に寄与していくことに取組んでいる。国内調達から海外販売までを一括して取組むことで、サプライチェーン全体を通じた品質管理、及びマーケットインの生産支援を行っており、現在は香港と台湾に１００％保有の子会社を持ちながら事業を展開している。
日本産農産物については輸出拡大の取組みが政府主導で進められているが、流通過程などでの課題も残っている。世界市場の持つ輸出プラットフォームと同社グループが持つ技術的知見によりこれらの課題解決に取り組み、農産物物流分野での事業機会創出の探索を進めていく。
３２１ＦＯＲＣＥは、今後も同社グループとスタートアップ企業との共創を通じて、社会課題やニーズをいち早くとらえてソリューションを創出し、持続的成長に貢献する活動に取り組んでいく。
