TOYO TIREは12月8日、グローバル・フラッグシップタイヤブランド「PROXES」シリーズにおいて、低燃費コンフォートタイヤ「PROXES CF3(プロクセス シーエフスリー)」を2024年1月より国内市場で順次発売することを発表した。発売サイズは全46サイズ、価格はオープン価格。
国内ではCO2排出量削減に向けて自動車の燃費向上への取り組みやEV、ハイブリッド車の普及が進み、カーボンニュートラルに向けた取り組みが加速している。タイヤにおいても低燃費性能の向上など、より環境に配慮した対応が求められている。
このたび発売する「プロクセスCF3」は、低燃費性能とウェットグリップ性能を高次元で両立した商品。
パターン設計にあたっては、同社独自のタイヤ設計基盤技術「T-MODE(ティーモード)」を活用し、トレッドパターン内で機能を分担させる非対称パターンを採用した。これにより、制動性と操縦安定性を高め、スムーズで快適な走りに寄与している。また、静粛性を確保し、タイヤラベリング制度における「低車外音タイヤ」に適合している。
材料開発にあたっては、同社の材料設計基盤技術「ナノバランステクノロジー」を用いて、低燃費コンパウンドを開発した。このコンパウンドにはシリカ分散剤を採用し、転がり抵抗の低減、ウェット性能及び耐摩耗性能の向上に効果を発揮するシリカをより均一に分散させることで、これらの性能を高次元で最適化させている。なお、シリカ分散剤の一部には環境に配慮した天然由来のサステナブル素材を使用している。
2023年12月11日