東洋ゴム 仙台工場の生産再開 福島ゴムも一部ライン稼動

2011年03月28日

ゴムタイムス社

東洋ゴム工業(中倉健二社長)は3月23日、東北地方太平洋沖地震を受け、停電等により操業を停止していた仙台工場および生産子会社である福島ゴム㈱の生産活動を再開したと発表した。
同社によると一部電力の復旧に伴い、生産設備の安全点検を進めた結果、再稼動に問題ないと判断し、自動車用タイヤを生産する仙台工場では23日より一部 の設備・ラインを稼動し、生産を再開した。別のラインも順次稼動再開できる見通しであり、設備や稼動環境の復旧に合わせて生産拡大を図るととともに、早期 に通常操業を目指すとしている。
一般産業用ゴム製品、自動車用部品、遮水シートを生産する福島ゴムでは3月21日より、一部の製品について設備・ラインを稼動し、生産を再開した。今後、製品ごとに順次生産再開を進めていく予定。
現在、電力供給量や原材料・燃料等の調達には制約のある環境下にあり、工場再開後の生産量については当面限定的となることが予想されるほか、加えて、復 旧途上にある道路網や燃料不足など、物流事情が安定していないことから、状況に応じた最適な生産供給体制をとっていくとしている。

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