エボニックグループの日本アエロジルと、DSLジャパンは12月14日、シリカ製品のサンプル用ボトル容器を、環境に配慮したバイオマスプラスチック100%素材に切り替えると発表した。
この切り替えは、石油由来プラスチック使用量削減の取り組みとして、国内におけるグループ初の試みとなる。該当のブランドは、日本アエロジル四日市工場で製造されるAEROSIL、AEROXIDEとDSLジャパン赤穂工場で製造されるSIPERNAT、CARPLEXで、2024年1月発送分より順次切り替えを実施する予定。
今回の切り替えにより、1年あたり数トンのCO2排出量削減を見込んでいる。さらに今後、海外の拠点においてもこの取り組みの拡大を検討している。
同社は、サステナビリティをイノベーションの原動力の柱として位置付けており、サステナビリティに貢献度の高い「次世代ソリューション」による売上高の割合を、現在の43%から、2030年までに50%以上に大幅に引き上げることを目標に掲げている。また、生産と加工に伴う直接的および間接的な温室効果ガスの排出量を大幅に削減することで、フットプリントの削減に貢献する。
2023年12月15日