住友ゴム工業は12月15日、兵庫県丹波市にテニスラケットやボールを解析・評価する「テニス科学センター」を開設したと発表した。
スイングマシンによるテストのほか、アマチュアからトッププロまでさまざまな方のヒューマンテストを行い、「打ちやすさ」、「コントロールのしやすさ」など総合的に測定、解析、評価を行う施設で、その結果を開発部門にフィードバックし、テニスラケットやテニスボールの商品開発に活かす。このほか、同社と用品使用契約を結んでいる選手のフィッティングなども行っていく。
なお、24年1月13日発売のダンロップテニスラケット「CX」シリーズの開発はこの施設を活用し商品化に至った。
同センターは、兵庫県丹波市にある同社のゴルフボールを製造する「市島工場」やゴルフクラブ・ボールを解析評価する「ゴルフ科学センター」に隣接している。ゴルフギア開発のために蓄積された科学データをテニスギア開発にも活かすことで、よりよい商品づくりを進めていく。
2023年12月19日