【新年インタビュー】ゲイツ・ユニッタ・アジア 萩原豊浩副社長

2024年01月04日

ゴムタイムス社

■ 新年インタビュー

新規製品・サービスで需要を開拓へ

ゲイツ・ユニッタ・アジア 萩原豊浩副社長

 「新しいビジネスに積極的に取り組む」と新年へ意欲を燃やすゲイツ・ユニッタ・アジア(GUA)の萩原豊浩副社長。23年12月期業績や日本の状況、24年の見通しなどについて話を聞いた。

 

 ◆23年12月期業績について。

 GUAは日本、中国、韓国、アセアン、インドの5地域で事業を展開している。5地域を合わせた23年度12月期業績(ドル換算)の売上は前年比ほぼ横ばいとなった。

 ◆地域別の業績は。

 日本は自動車用で半導体の部品不足が緩和され回復基調であったが、一般産業用は主力用途の半導体製造装置関連向けが低調で全体的には厳しい状況になった。ただ、今年については、前半はまだ厳しい状況が続くが、後半には持ち直しの動きが出てくると期待をしている。

 韓国は、日本や中国をはじめ、欧米から製品を輸入し現地販売をしているが、調達がスムーズに動き出し、前年並みの実績となった。

 アセアンも調達が改善されたことにより、自動車用は若干持ち直しの動きが見られたが、一般産業用ではOEM向けがやや落ち込んだ。

 上海と蘇州に拠点を構えている中国は、22年度は上海でのロックダウンで工場が完全閉鎖となった影響が直撃したが、23年度は持ち直しが見られ全体の業績に貢献した。ただ、一般産業用は低迷している。売上は前年並みだったが、価格改定・コストダウンなどの成果もあり、収益面は好調に推移した。

 一方、インドは非常に好調な自動車生産に牽引され、自動車用は堅調に推移した。一般産業用でも建設機械関係などを中心に好調を維持した。

 ◆24年の見通しは。

 韓国は微増、GUAの売り上げで大きなボリュームを占める中国は依然として先が読めない状況だ。また、アセアンや日本も大きな伸びは見込めないだろう。ただ、インドは24年も引き続き堅調な伸びが見込めそうだ。

 一方、マクロの視点でみると、為替が大きく触れていることや、今年も原材料価格は引

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