■ 新年インタビュー
野球大会開催を3月に変更
東部工業用ゴム製品卸商業組合 塩谷信雄理事長
「来期は何か新しい行事を増やしていきたい」と意欲を示す東部工業用ゴム製品卸商業組合の塩谷信雄理事長に23年の組合活動や24年の組合活動計画、新年の抱負などを尋ねた。
◆23年のゴム業界を振り返って。
昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染症の流行やモノ不足、原材料の値上げの3つの事象が様々な面で影響を与えた1年だった。一昨年まで好調だった半導体の減速、モノ不足による工作機械などの減産などがゴム産業に影響を与えたが、総じて値上げが浸透し、我々商業者は増収傾向を示しているので、決して悪い1年ではなかったと感じている。
◆組合活動について。
21年のコロナ禍の中での理事長就任当時から、「できる工夫をして、できる行事を開催していく」を基本方針として、1つ1つの行事を復活させてきた。
その中で、一昨年に開催できなかった行事が1月の新年会、8月の途中で開催中止となった野球大会、10月の鈴本寄席会だった。昨年はこのいずれの行事も復活開催することができ、4年ぶりに全ての行事を開催することができた。
6月には商品展示説明会も開催した。当日は組合員から23社、賛助会員のメーカーから27社がブースを構え、約800名が来場した。これだけ多くのゴム・樹脂メーカーが一堂に集う展示会はそうはない。独自の取扱製品やサービスを紹介する組合員も多く、組合員、賛助会員の双方が最新の製品や情報が交換できる貴重な場になったと思う。懇親会も復活できたので、参加者同士で親睦も深めることができた。
7月に開催したゴムの勉強会ではオンラインで250人が参加し、過去に類を見ない多い人数だった。会場とオンラインで同時開催するハイブリッド方式が浸透してきたと実感しており、今後も活用していきたい。
また、11月には墨東支部が台湾ゴム・エラストマー工業同業会との交流会を開催した。組合側が27名、台湾側が34名参加した。組合側各社が自社の紹介をスライドを用いて行い、二世会を中心とした台湾側と懇親を深めた。最後には両団体の名前を入れた扇子をプレゼントし喜んでもらえた。今後も交流を継続していきたいと考えている。
◆24年の組合活動について。
商工新年会は4年ぶりに立席に戻し、大きな会場で安全を確保した上で開