■ 新年インタビュー
収益が伴った成長を目指す
横浜ゴム 山石昌孝社長
24年に新たな中期経営計画を策定する横浜ゴム。23年年末の記者会見で山石昌孝社長は23年のタイヤ事業やMB事業の振り返りや最終年度となった中期経営計画「YX2023」の成果、24年の取り組みなどを説明した。
◆23年のタイヤ事業とMB事業を振り返って。
タイヤ事業は、原材料価格や物流費のコスト改善に加えて、北米、欧州、中国などのローカル経営者による丁寧かつ強力な販売活動、値上げの浸透、MIX改善、アカウント拡大などが奏功して売上収益、事業利益は過去最高を達成した。
新商品では、ADVANやGEOLANDAR、ウィンタータイヤの高付加価値商品の拡販に努め、北米や中国、インドなどのアジア地域では堅調に推移した。成長ドライバーと位置付けるオフハイウェイタイヤ(OHT)では、YOHTは当初の見込み通り、金利の上昇や
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