■ 新年インタビュー
美野里工場で設備増強を決定
金陽社 服部琢夫社長
会議体の変更などを通じて社内コミュニケーションの活性化を図り、会社の方向性の共有や営業の強化、生産の効率化などの改革を行っている金陽社の服部琢夫社長に話を聞いた。
◆23年を振り返って。
23年は会議体を大きく変えた。従来は役職ベースや東西に分かれて行っていた会議体を、営業では東と西で一体の会議体にしたほか、ロールの生産部門では工場から部長以上、研究技術系のスタッフや営業のトップも出席するロール生産会議に変更した。その他の部門も、事業や機能単位で経営報告をする会議体としたことで、会社全体が良く見えるようになってきた。
例えば、これまでは各工場で設備投資や納期対応、不良率削減などを行ってきたため、部分最適な面が強かったが、現在は各工場が連携を取りながら、全体最適で考える姿勢が整いつつある。
◆22年度業績と足元の動向は。
22年度の売上高はリーマンショック後最高を達成した。23年度上半期も
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