昨年はコロナ禍が終息に向かいつつある中、ウクライナ情勢の影響による資源やエネルギー価格の上昇に円安も加わり、インフラコストの高騰、また食品を始めとする値上げラッシュなど消費環境は依然として、厳しい局面が続きました。私共の業界においてもコロナ禍の反動による市場の冷え込みもあり、厳しい舵取りを余儀なくされました。
本年こそはグローバルでの社会情勢の安定と日本経済が回復し、落ち着きを取り戻すことを期待したいところであります。
そうした中で、日本グローブ工業会では、社会インフラの道具の一つとして「常に安全・安心に使っていただける手袋」の供給をモットーに「より使いやすい手袋、よりお役に立つ手袋」の追求に引き続き取り組んで参ります。
また、Ｐｏｓｔコロナ～ニューノーマルへの社会変容にきちんとアドレスし、加盟各社があらゆる変化によりタイムリーに対応する力を備え、ご期待に副えるよう舵を取らねばならないと思っております。
安全・安心に関する国内を含めたグローバルでの環境の変化を見据え、家庭用手袋・作業用手袋・医療用手袋における国内の工業会として、各種製品規格の制定と見直しを確実に実行し、かつ、確実に商品に反映させ、安全な商品を安心してお使い頂けるよう邁進して参ります。
特に、安全や衛生意識の高まりから、年々手袋を必要とされるシーンが増えてきており、お客様の様々なニーズに応じて品質により一層拘った付加価値のある商品のご提案に積極的に取り組んで参ります。
また、有事に備え安定的な供給責任を果たすことにも注力して参ります。
本年もお客様のご要望にお応えすべく真心込めた確かな品質をお届けして参りますので、変わらぬご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
本年が皆様に取りまして明るく希望に満ちた充実した一年となりますことをご祈念申し上げ、年頭にあたってのご挨拶とさせて戴きます。
政岡憲理事長
