レゾナックはコア成長事業として、エレクトロニクスとモビリティを挙げており、今後大きく成長を担う事業に積極的に投資を行う。一方で、安定した利益を稼ぎ、投資資金を捻出する収益基盤を築いているのが安定収益事業だ。その事業うち、基礎化学品ではクロロプレンゴム(CR)「ショウプレン」や塩素化ポリエチレン(CPE)「エラスレン」の製造・販売を展開する。
同社のCR「ショウプレン」事業は他社との差別化を図るため、10年以上前から事業の軸足をラテックスにシフトしている。
CRを取り扱うケミカルの第3四半期の売上高は3847億2700万円で同2・1%増、営業利益は102億1400万円で同47・1%減だった。