横浜ゴムは12月22日、地域でのカーシェアリングサポートや災害復興支援の一環として、乗用車用スタッドレスタイヤ224本を日本カーシェアリング協会に寄贈したと発表した。
寄贈タイヤの交換は自動車整備に関する授業の一環として学生たちにより行われ、132本は11月6~7日に秋田技術専門校で、92本は11月15~17日に宮城県の石巻専修大学で車両に装着された。
日本カーシェアリング協会は、東日本大震災の復興支援活動の一環として、震災直後の2011年4月から仮設住宅や在宅避難の方々を対象にカーシェアリングのサポートを開始。現在では地域でのカーシェアリングのサポートに加え、生活困窮者や地域振興のための車両貸し出しのほか、自然災害によって車を失ってしまった方々へ車を一定期間無料で貸し出す生活再建支援も行っている。
同社は、同協会の活動に賛同し、乗用車用タイヤを寄贈する活動を2015年から行っている。
石巻専修大学では毎年春と秋のタイヤ交換のシーズンに合わせ、理工学部機械工学科自動車コースの授業の一環として、日本カーシェアリング協会の車両のタイヤ交換、オイル交換、点検作業などを実施する「学生整備プロジェクト」を行っている。
2023年からは新たに秋田技術専門校の自動車整備科でも同様の取り組みを開始した。
同社グループは、2021年度から2023年度までの中期経営計画「YX2023」のサステナビリティ経営において「未来への思いやり」をスローガンに掲げており、事業活動を通じた社会課題への貢献を持続的な企業価値向上に繋げていく。
2023年12月25日