バンドー化学は12月22日、2050年までにバンドーグループのCO2排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラル実現に向けて、クリーンエネルギーの活用などを推進しているが、今般、この取り組みの一環として、中国子会社であるBando Belt(Tianjin)Co.,Ltd.の屋上にて工事を進めていた太陽光発電システムの稼働を12 月から開始したと発表した。
設置場所は、 Bando Belt(Tianjin)Co.,Ltd. (中国・天津)、発電能力は、741kW、年間発電量(予測)は、1年当たり、850MWh(自社使用電力の約18%に相当)、CO2削減量は、1年当たり、約541t-CO2(工場全体で約1 7%に相当)となる。
近年、中国では生産や生活に必要な電力の需要が大きくなっており、夏場には電力使用が制限されることがある。同太陽光発電システムで発電した電力は、工場稼働日は自社で使用し、工場非稼働日の余剰電力は発電会社に送電し、自社使用電力の削減、CO2排出量の削減や周辺地域の電力供給負荷低減に貢献する。
同社グループにおいては、国内全工場のほか、Bando Manufacturing(Thailand)Ltd.タイ やBando(India)Pvt.Ltd.インド への太陽光発電システムの導入など、クリーンエネルギーの活用を積極的に進めている。今後も引き続き、CO2排出量の削減など気候変動への対応を進めていく。
2023年12月25日