豊田合成は12月28日、自動車市場として成長著しいインドにおいて安全製品の需要拡大への対応を通じ事業拡大を図るため、既存の技術・営業事務所を移転・拡張し、ハリヤナ州マネサールに豊田合成ミンダインディアの開発拠点として「豊田合成テクニカルセンターインディア」を開設したと発表した。
同社は自動車生産が伸びるインドを重点市場と位置付け、最適な開発・生産体制を整えています。昨今では車の安全意識の向上を背景に、交通事故の際に乗員を保護するエアバッグの搭載が拡大していることから、技術開発機能の強化によりカーメーカーの製品開発ニーズへの対応の迅速化を図っていく。同社テクニカルセンターインディアでは、エアバッグの評価設備を導入すると共に、将来的に技術者数を現在の約2倍に増員する計画。同社では、拡大するインド市場での技術開発強化を通じて、更なるグローバルでの事業成長を目指す。
同社はインドにおいて、今後も主力のセーフティシステム製品を中心に、既存の顧客であるカーメーカーへの販売拡大を進めるとともに、新たなビジネスの開拓にも取り組んでいく。
2024年01月05日