早川ゴム(広島県福山市、小川浩司社長)が新規事業として医療分野の開拓に注力している。医療分野では、これまで放射線遮蔽材の「シーラーSTR(ソフトタングステンラバー)」、放射線治療補助具の「HMボーラス」を製品化したのに続き、このほど放射線治療や手術の際、患者の皮ふに目印をつけるマーカー「HMスキンマーカー」を開発した。
同社は医療分野の本格進出にあたり、21年3月に定款を変更。従来の工業用ゴム製品、建築用ゴム製品に加え医療を含めた健康関連の製品を製造する許可を取得した。今回開発したHMスキンマーカーは、近畿大学医学部放射線医学教室の門前一教授と、同⼩児科学教室医学部宮崎紘平講師を中⼼とする研究グループと
2024年01月15日