昨年は、長かったコロナの重石がとれ、4年ぶりに色々なイベントが再開され、明るさが戻ってきました。しかし、目を社会情勢に転じると、ウクライナ問題の長期化や中東情勢の緊迫化といった地政学的なリスクが景気回復を遅らせました。また、欧米でのインフレや金融引き締めの継続、中国経済のシュリンクなどによってグローバル経済の停滞が続き、依然として出口の見えない状況が続いています。予期せぬ大規模な自然災害の発生も含めて、今年も世界の動きから目が離せない1年となります。
私たちは、大きく変化する情勢に対して、危機感を持ち先回りして、臨機応変にハンドルを切る準備を完了するとの決意を新たにします。劇的なパラダイムシフトが進む中で、市場や需要構造、競合関係の変化を的確に捉えること、そして、これらの変化を踏まえた自らの立ち位置を明確にし、現状の本質的課題を構造化して挑戦的な大きな志に向かう構想を描いていこう。
Human Driven Companyこそがカネカの経営思想の背骨です。人の成長と仕事の成果はコインの表と裏であり、人材の育成と目標の達成を同時に実現することを目指してまいります。
今年も厳しい試練が続きますが、「希望」と「勇気」を合言葉に、一丸となった絆力で乗り越えていこう。私たち「カネカ丸」に乗った一人ひとりは大きなポテンシャルを秘めています。一人ひとりのチャレンジが必ず大きな力を生み出します。元気で笑顔が絶えないGood Companyを実現しよう。