東レは1月11日、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)が2023年9月に公表した情報開示に関する提言(TNFD提言)への賛同を表明するとともに、TNFD提言の採用者(TNFD Adopter)」に登録したと発表した。
また、TNFD Forumにも参画した。
同社は、2018年に策定した「東レグループ サステナビリティ・ビジョン」において、2050年に向けて目指す世界の1つに「誰もが安全な水・空気を利用し、自然環境が回復した世界」を掲げ、生物多様性および自然資本の保全と回復に関する取り組みを推進している。
水処理膜製品とその技術の活用による水資源の確保および再利用、有機溶剤などの有害物質の使用量削減技術や、羽毛や皮革といった天然物を代替する材料などを通じて、生態系および自然資本への影響の低減に貢献している。
また、自社の製造工程に使用する水の使用量を、売上収益原単位で2030年までに2013年対比で50%以上削減するとともに、大気汚染・水質汚染防止や緑化保全などにも積極的に取り組んでいる。
同社は、「東レグループ サステナビリティ・ビジョン」で目指す世界の実現に向けて、今後も、バリューチェーンを通じた社会への貢献と自社の活動における自然環境への負荷低減を推進し、ネイチャーポジティブに貢献していく。
2024年01月12日