豊田合成は1月12日、同社が再生可能エネルギーの活用によりCO2排出ゼロで栽培したいちご「いなベリー」が、名古屋プリンスホテル スカイタワーの展望レストランで3月まで提供されるスイーツのコースメニューに採用されたと発表した。
いちご栽培の取り組みは、新規事業の創出を目的とした同社内でのアイデアコンテストで選ばれた企画で、再生可能エネルギーを利用するほか、同社が自動車部品事業で培った品質管理やLED技術の知見を活用してビニールハウス内の環境を最適に保つことにより、通年で提供可能ないちごの生産を提案します。また、本栽培システムの提供を通じ、農業の脱炭素化や耕作放棄地の解消といった地域課題解決への貢献を目指している。
今回、名古屋プリンスホテルが、カーボンニュートラルに貢献するいなベリーの取り組みに賛同したことから採用につながった。今後、いちごの品質や供給量の安定化を図るとともに、サンプル提供などによる商品価値の検証を進め、栽培システムの確立を目指していく。
2024年01月15日