中部ゴム工業会・中部工業用ゴム製品卸商業組合は１月17日、名古屋マリオットアソシアホテルで新年賀詞交歓会を開催した。組合員始め賛助会員ら１５２人が出席し、新年を祝った。冒頭、主催者を代表し挨拶した中部ゴム商組の加藤已千彦理事長（カテックス社長）は「元旦に発生した能登半島地震でお亡くなりになられた方に謹んでお悔やみを申し上げるととともに、被災地の一日も早い復興を願います」と話した。続いて加藤理事長は昨年の国内外の経済情勢に触れつつ、「日本はバブル期からコロナ禍に至る失われた30年を経て、脱炭素社会に向けて新しい変革の過程にあると思う。様々な業界で変革・変化が生じているが、変化を力強い経済の成長につなげるには、新しい発想や新しい技術を果敢に取り入れる姿勢が大切になる」とし、「中部ゴム工業会並びに当組合も皆さまの成長につながるような新しい情報発信や研修事業などを通じて、会員皆さまの期待に添える運営をしたい」と今年の抱負を語った。
続いて、愛知県中小企業団体中央会の太箸俊一事務局長が来賓挨拶を行った後、中部ゴム工業会の野村泰会長（イノアックコーポレーション社長）が登壇した。野村会長は「今年は年明けから能登半島地震や日航機事故など波乱の幕開けとなった。当社としても何かできることはないかと考え、当社が製造するマットレスを支援物資として被災地に提供した。自然災害は予測がつかない。当会も不測の事態に備えた活動をしたい」と話し乾杯の発声を行った。
中締めの挨拶で中部ゴム商組の加藤龍雄副理事長（加藤ゴム社長）は「我々の商売はお客様に商品を購入していただてこそ成り立つ。組合活動も『持ちつ持たれつ』ではないが、自分だけが良いのではなく、相手にも幸せになって欲しいという関係を互いに築いてほしい」と話し、一本締めを行い散会した。
加藤已千彦理事長の挨拶
野村泰中部ゴム工業会会長
