東レ、ナノテク2024出展 未来社会に向けた取り組みを紹介

2024年01月23日

ゴムタイムス社

 東レは1月22日、東京ビッグサイトで1月31日(水)から2月2日(金)まで開催される「nano tech2024(第23回国際ナノテクノロジー総合展・技術会議)」に出展すると発表した。
 今回の展示会では、「豊かで持続可能な未来社会に向けた東レの取り組み」をメインテーマに、「GX」「モビリティ」「デジタル」に貢献するナノテクノロジーを活用した先端材料・技術について展示を行う。
「GX」では、マテリアルリサイクル、ケミカルリサイクル、水素やCO2活用の取り組みに加え、ナノレベルで繊維の細さや形を制御する複合紡糸技術「NANODESIGN」を用いて実現した、PFASフリー(フッ素を使用しない)撥水テキスタイルなどの研究・技術開発の取り組みについて紹介する。
 「モビリティ」では、同社独自のナノ積層技術により、光の透過と反射波長を高精度に制御した高遮熱ナノ積層フィルム、薄膜・軽量ミリ波吸収フィルム、複数のポリマーをナノメートルオーダーで微分散させることで、従来材料と比較して飛躍的な特性向上を発現させることができる同社独自の革新的微細構造制御技術であるナノアロイや、ナノ技術を適用したCFRPの高性能化などを紹介する。
 「デジタル」では、マイクロLEDソリューション、半導体用超純水製造RO(逆浸透)膜、研究・技術開発におけるデジタル技術の活用などについて紹介する。
 同社は、「高分子化学」、「有機合成化学」、「バイオテクノロジー」そして「ナノテクノロジー」の4つのコア技術を駆使して、社会を本質的に変える力のある革新的な素材の研究・技術開発を推進することで、企業理念である「わたしたちは新しい価値の創造を通じて社会に貢献します」の具現化に取り組んでいく。

ブースイメージ

ブースイメージ

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー