カネカ、有機EL照明が採用 マンション住戸に国内初

2024年01月25日

ゴムタイムス社

 カネカは1月24日、長谷工コーポレーションと共同で、カネカ有機EL照明(カネカOLED照明)を用いた賃貸マンションプロジェクト「サステナブランシェ本行徳」(千葉県市川市)での入眠や疲労低減効果についての検証を開始すると発表した。なお、カネカOLED照明のマンション住戸への採用は国内初となる。
 長谷工コーポレーションではサステナブランシェ本行徳において、ウェルビーイングの観点から睡眠の質向上やリラックス効果の可能性について「快眠のための家」や「バーチャル森林浴」などの実験住戸を設置し検証を行っている。今回、住戸内の「照明の環境」もウェルビーイングの重要な要素と捉え、実験住戸のリビング、キッチン、寝室などにリラックス効果が期待されるカネカOLED照明を設置し、睡眠中の脳波やメラトニン分泌量を測定することで、睡眠に与える影響や疲労低減効果を検証する。カネカOLED照明の持つ、面発光のやわらかい光や視認性の高さに加え、今回のOLED照明による良質な睡眠や疲労低減効果を実証することで、 照明環境によるウェルビーイングを推進し、マンション住戸へのOLED照明の採用を拡大させていく。
 同社は「カネカは世界を健康にする。KANEKA thinks Wellness First」という考えのもと、この効果をマンション住戸だけでなく、戸建、ホテル客室、病院、老健施設などへ普及させ、人々の健康と豊かな生活の実現に貢献していく。

照明設置住戸

照明設置住戸

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