NOKは1月23日、同社の鳥取事業場(鳥取県西伯郡南部町)で、鳥取県のプロジェクト「EV実装評価プラットフォーム」の実験走行を1月22日(月)より開始したと発表した。同社の防振製品を含め、鳥取県内の企業が造った素材や部材を実装した電動車(EV)を南部町内で走行し、モニター評価の結果を今後のEV向け製品の開発や実装に向けて活用する。
実験走行では、同社グループの社員が同EV車両を南部町内での移動に使用する。町内でEV車両が目に触れることで、南部町民の環境意識向上やEVの認知度向上など、EV利用の普及促進の一助になることを目指す。
国内外で加速しているEVシフトに対応し、県内サプライヤー企業のEVなどエコカー技術市場への参入を支援するため、2023年7月より始まった取り組みで、県内企業が開発した技術・素材・部材を実装したEV車両を実験的に走行させ、EVメーカーからの評価と、ユーザーからの声を集め、評価を分析し、さらなる技術開発に向けて県内企業へ還元する仕組み。同社からは、鳥取事業場で生産している防振・防音ゴム製品5種類のブッシュが同EV車両に実装されている。また、同取り組みへの参加により、県内企業との連携が深まり、EV製品に実装させるための軽量化に向けた新素材の検討などが進んでいる。
2024年01月26日