変化を見据え覚悟を持つ フコク物産が賀詞交歓会 

2024年01月29日

ゴムタイムス社

 フコク物産は1月26日、東京都港区のグランドプリンスホテル新高輪で新年賀詞交歓会を4年ぶりに開催し、取引先や同社社員を含めた約150人が出席した。同社の木部美枝社長は新型コロナウィルスにり患し新年会は欠席となったため、年頭挨拶は同社の清水克友取締役が木部社長の文章を代読する形で行った。「年初から大きな災害が発生し、当社として被災地の支援や復興のために石川県に寄付を行った。今後も少しでも被災地の力になるよう追加支援を検討している」と話した。続いて木部社長は「当社は第77期を迎えているが、売上、利益はともにようやくコロナ前を上回る水準まで回復してきた。今期は自動車や建設機械、OA機器など既存商材の拡販活動に注力するとともに、新事業では出資先のスタートアップ企業との連携によりEV充電器や医療介護分野への取り組みを強化している」と語った。 

 また、同社は子会社のフコク物流が山形営業所に農業課を設置し米作りを行っている。「私は予てより日本の食料自給率をアップしたいと考え、自分たちの美味しい農作物を国内はもちろん、海外の方々へ届けたい。その夢の実現には山あり谷ありだが何とか実現したい」と強調した。
 木部社長は「今年のスローガンは『変化を見据え覚悟を持ち、スピード感を持って仕事を楽しもう』だ。様々な事業環境の変化が起こると思うが、仕入先様の声を聴いていきたい」と結んだ。
 続いて石川貴宏常務取締役が乾杯の発声を行った。石川氏は「25年5月期でゴールラインを迎える当社の中期経営計画も残り1年4ヵ月余りとなった。目標まであと一歩まで肉薄している。これも皆さまの日ごろのご支援あってこそだと思う。今年も皆さまの成果に結びつく活動をしていきたい」と決意を新たにし、出席者は歓談に移った。中締めの挨拶はアキレスの日景一郎社長が行い、五本締めで散会した。

木部社長の挨拶を代読する清水氏

日景アキレス社長

石川取締役

 

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